きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。
この方こそ主キリストです。
ルカ2:11



「おくりもの」
グリニッチ福音キリスト教会 牧師 立石尚志

クリスマスイブ。
 サンタさんが届けてくれるプレゼントを期待して子供たちは胸を大きくふくらませてベッドに入ります。安らかに眠っているわが子へ、と静かにツリーの下にプレゼントをおくサンタさんたち。愛する夫へ、妻へささやかなプレゼント交換も行われるでしょう。いつの頃からでしょうか。クリスマスにおくりものをおくる習慣もすっかり私たちの生活に定着したようです。

 ところで「おくりもの」の習慣にはいろいろありますが、日本の多くの習慣とは異なってクリスマスにはお返しというものがありません。そもそも子供からお返しを求めようとする人はいないでしょうしサンタクロースの神話も起源を辿れば4世紀のキリスト教の司教、聖ニコラウスの慈善活動に行き着きます。しかしお返しの習慣がない理由は何と言っても一番最初のクリスマスイブにあるのです。

 クリスマスイブ。この晩、神の御子イエスが誕生しました。世界と人とを創造なさった神様が、神様に反逆し、道を踏み外してしまった人類へのプレゼントとしてご自分のひとり子を与えてくださったのです。この赤ちゃんが生まれて来たのは大人になってから、十字架に掛かって人類の身代わりとなって神の罰を受けるためでした。それはこのイエスの十字架を通して示された神の愛を信じる人々に「罪の赦し」を与え、悲しみに沈む私たちに「日々喜びを持って生きる力」を、死の影におびえる私たちに「永遠の命」を与えてくださるためでした。

 私たちは何歳になっても私たちを造ってくださった神様からすれば「愛する子供」です。ですから子供が親にお返しをする必要がないのと同じように神様のプレゼントに対してお返しは必要ないのです。ただ子供のように「お父さん、ありがとう」と喜んで手を差し出して、おくりものを受け取るだけでいいのです。信じれば救われるのです。

 今年のクリスマス、子供も大人ももうおくりものをもらう年頃ではない、と感じておられる方も神様が差し出された愛のおくりもの、まことのクリスマス・プレゼント、イエスキリストを心にお迎えしませんか。■

証し/祈りの訓練と恵み
グリニッチ福音キリスト教会礼拝出席 匿名


●私は、父方がクリスチャンではなかったので家庭で直接的な宗教教育を受けずに育ちましたが、大好きな母方の祖父母からは、子どものころ、聖書や聖句カードなどがことあるごとに送られ、子どもながらに、一目見てそれが大切な宝物だということはすぐにわかりました。山に百合が咲いている絵のカードには、「主の山に備えあり。」イエス様が扉の前で戸を叩いているカードに、「求めよ、さらば与えられん。」とあったことが、鮮明に思い出されます。

●その後、私は祖父母の所属する日本の教会で1990年に受洗しましたが、当時私に明確な信仰があったのではなく、本当にスタートラインに立たせて頂いたとしか言いようがありません。子どもが好きで、教会学校などで奉仕をしている間は、浅い信仰ながら教会につながっていましたが、根を深く張っていないので、いつのまにか流され、自分勝手に過ごし、感情に任せて怒り、感謝せず、不平を言い、心を病み、神様から遠ざかった心を埋めるものを求めてさまよっていました。奉仕も辞めると教会を離れ、教会から遠ざける力も周囲から働き、なかなか行けなくなりました。しかし年に数回現れるだけの私にも教会はいつも温かな家族でした。2005年に祖父が召天した日にも、教会員の方が駆けつけて泣きながら祈って下さいました。

●その翌年から渡米直前までの教会学校の奉仕を通して多くのお恵みがありました。教師たちで考え、「お祈りを毎日しようね、けんかをしてしまったとき、寂しい時、うれしいときにも神様にお話しようね、自分ではどうにもならないことがたくさんあるけれど、神様には何でもできるんだよ」ということを伝えるプログラムを通して、子どもたちと教師たちの学び、交わりが豊かに祝福され、少子化の日本で子どもの出席人数が増えて定着し、子どもたちを通してご父兄も教会へ導かれました。

●4月に渡米が決まり、最後の礼拝で教会の方々から手作りのノアの箱舟の虹と鳩の絵の聖書用のバッグを頂きました。それを持ってグリニッチ教会に初めて来た日のお説教はなんとノアの箱舟の約束の虹の箇所だったので、神様のプレゼントに驚きました。

●渡米直後の約3か月は、つらい時期で、ただ自分が低くされる経験をしました。何もかもうまくいかず悩み、ほかに頼るものが何もない中、以前のように感情に任せて怒るのでも、感謝せず不平をいって神様から遠ざかるのでもなく、神様に祈りました。神様の力は、弱いところに完全に現れる、と聖書にあります。聖書を読んで、教会学校の子どもたちにお祈りしようね、と教えたように、毎日、心から求めて祈るようになりました。神様はこのような環境に私を置くことで、神様を求めさせるようにされたのだと思います。また、祈りがきかれるということを示されるために、時間をかけて私を訓練しようとしたのだと思います。この日々に、教会でのお説教を聞く中で、高ぶらないようにしなさい、何よりもまず祈り求めなさい、舌を制して悪を言わずできる限りすべての人と平和に過ごしなさい、人を裁くな、という学びの段階がありました。生活で起こることすべてがこれらの与えられた聖書のメッセージの実践の場となるように、神様が仕組んでいらっしゃいました。

●何度も立石先生と聖美先生に話を聞いて頂きそして祈っていただきながらここまできました。ある時体調を崩して心も体も疲れて祈れなくなっていた時、聖美先生が車で病院へ連れて行って下さった帰りに一緒に祈って下さり、涙がとまらなくなりました。するとその翌日、ポストに母教会の週報が入っていて励まされました。翌々日には一通のお便りが入っていました。母教会でご一緒していたM姉妹が、何と週報に載っていた私の住所を見て即日投函して下さったものでした。そこにあった連絡先にすぐに電話をし、翌日には、Mさんとご子息と再会できたばかりかそのままDMVへ連れて行って頂き、免許の取得を助けていただきました。疲れ切っていた時の祈りに神様がすぐに応えて私を励まして下さいました。免許もすぐに取れ、ほぼ同時に状態のよい中古車が、予算より安価で手に入りました。(その再会を通し、今M姉妹とグリニッチ教会でともに礼拝できていることを感謝しています。)

●その後も教会でのお説教の中でちょうど自分の学びにふさわしいものが与えられました。隣人のために祈りなさい、神様がふさわしい時を知っているので信頼して祈りなさい、神に委ねなさい、という学びです。お祈りをする、具体的に結果が現れる、という繰り返しを体験してきました。自分の事ばかり祈っていたところから、隣人のために祈るように変えられていきました。あるクリスチャンでない方のためにお祈りしていたところ、その方が「神様が守ってくれた」と口にし喜んでいる様子を見て、驚き、嬉しく思いました。隣人のために祈ることは自分のために祈ることと結果として同じだと感じます。

●また今次の学びの段階がきているように感じます。以前自分が神様から離れたことを思い出します。自分が(人間が)苦しい時期が終るといつのまにか神様から離れる罪の性質をもっていて、楽なほうへ自分勝手に流されてしまうことを知っています。祈りによって変えて頂き、感謝の生活をつづけて、神様が用意して下さっているプレゼントである学びを進めていきたいと思います。■


ONE SOLITARY LIFE
『たった一人の生涯』 James Allan Francis (1864-1928)  訳/立石

Here is a man
who was born of Jewish parents in an obscure village,
the child of a peasant woman. He grew up in another obscure village.
He worked in a carpenter's shop until he was thirty,
and then, for three years, he was an itinerant preacher.

ここに一人の人がいる・・・
ユダヤ人の両親の元に、名もない寒村に生まれ、貧しい小作女の子であった。育ちも他の同じような寒村であった。
30才になるまで大工として働き、それから3年間、巡回説教者として働いた。

He never wrote a book, he never held an office,
he never owned a home. He never had a family.
He never went to college. He never put his foot inside a big city.
He never traveled two hundred miles from the place where he was born.
He never did one of these things that usually accompany greatness.
He had no credentials but himself. He had nothing to do with this world,
except the naked power of his manhood.

彼は本を一冊も書くことなく、公職に付くこともせず、
家すら持ったことがなかった。妻子も持たず、大学にも行かず、大都市に足を踏み入れたこともなかった。生まれた故郷から200マイル以上離れたことすらなかった。
通常偉大さに伴う業績を何一つ残すことはなく、履歴と呼べるものは自分自身のみ。この世の権力とは一切関係を持たず、生身の人間としての力にのみ、より頼んだ。

While still a young man the tide of popular opinion turned against him.
His friends ran away. One of them denied him.
He was turned over to his enemies. He went through the mockery of a trial.
He was nailed to a cross, between two thieves.
His executioners gambled for the only piece of property he had on earth, while he was dying - and that was his coat.
When he was dead he was taken down and laid in a borrowed grave,
through the pity of a friend.

若かったにも関わらず、世間から敵対を受けるようになった。彼の友人達は逃げてしまい、友人の一人は彼を裏切った。
彼は敵に引き渡され、見せ掛けだけの裁判により裁かれた。
彼は十字架にはりつけにされ、その十字架は二人の強盗の間に立てられた。死につつある中、地上での唯一の財産であった彼の上着は、処刑人たちにくじ引きにされていった。
彼は死後、十字架から下ろされ、同情した友人からの借り物であった墓に収められた。

Nineteen wide centuries have come and gone,
and today he is the centre-piece of the human race,
and the leader of the column of progress.
I am far within the mark when I say that all the armies that ever marched,
and all the navies that were ever built,
and all the parliaments that ever sat,
and all the kings that ever reigned, put together,
have not affected the life of man upon earth as powerfully as has
that solitary life.

19もの世紀がやって来ては過ぎて行った。
今日、彼は人間という種族の中心に座し、人類の発展の先頭に立っている。
「かつて進軍した全ての軍隊、かつて造られた全ての海軍、かつて開催された全ての議会、かつて統治を行なった全ての王たちを全部合わせてみたところで、地上を歩む人類に対してこの『たった一人の生涯』が及ぼした劇的な影響に比べるなら、取るに足りない影響しかなかった」と言ってみた所でなお、私は真実を言い尽くしていないのである。■



■冬の集会予定■
12/14 礼拝後 ファミリークリスマス会
12/21 クリスマスキャンドルライト礼拝
2009/1/4 礼拝後新春御餅を食べる会


【定例集会】
★ 日曜礼拝 日曜/10:00〜11:30am
★ サンデースクール 日曜/11:30〜12:00pm
★ 祈祷会 水曜/午前10:00

【各種集会】
グリニッチ家庭集会 1/09 金曜10:00am
グリニッチ聖書を読む会 金曜10:00am
スタンフォード聖書を読む会 水曜1:00pm
ハリソン聖書を読む会  隔週火曜10:00am 会場:ハリソン長老教会
ニューヘイブン聖書を読む会 木曜10:00am場所:日比野宅
ハートフォード聖書を読む会 木曜10:30am 場所:テイラー宅
メンズ・バイブル・フェローシップ 水曜8:00PM & 土曜午後
マウントキスコ聖書を読む会 平野宅 木曜 夜8:00PM

--- その他入門クラスを随時行っています

ハーベスト・タイムの放送を毎週金曜朝8時よりWMBCにて、あるいはWEBで!! http://www.harvesttime.tv/
★お勧めウェブ放送局:BBN聖書放送 http://www.bbnradio.org/japanese/ CGNTV http://japan.cgntv.net/
★聖書の言葉、語句検索サイト:eBible http://ebible.echurch-jp.com/
《教会住所》グリニッチ福音キリスト教会 (Japanese Gospel Church of Greenwich)、 牧師 立石尚志
    
c/o St. Paul Ev. Lutheran Church, 286 Delavan Ave. Greenwich, CT 06830 website: http://www.jgclmi.com
《問い合わせ》 教会TEL/FAX(203)531-6450、 牧師宅TEL/FAX (203)531-1609, e-mail: jgclmi@verizon.net