■グリニッチ便り■ (No.128, 2006年4-5月号)
Japanese Gospel Church of Greenwich
グリニッチ福音キリスト教会


古き良き友 グリニッチ福音キリスト教会牧師 立石尚志
 皆さんにとっての古い親友、しかもよく知っている親友を紹介しましょう。ただし、皆さんは今までその人があなたの友人だったということを知らなかったかも知れません。
 それにしてもそもそも友人とは何でしょうか。先ず第一に真の友人はあなたをより良き人間にしてくれる者である、と言えませんか。聖書の箴言27:17には
「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる。」
とあります。つまり本当の友人はあなたに「刃」をつけてくれる、より切れ味のいい人間にしてくれる、ということです。私の友人たちはそうしてくれます。このような本当の友人は私を本当に助けるためなら、時には私を傷つけることすら辞さないことがあります。聖書の箴言27:6にはさらに
「憎む者がくちづけしてもてなすよりは、愛する者が傷つけるほうが真実である。」
とあるのです。どうでしょうか。

あなたが全うな人生を送ることが出来るように手伝ってくれる友人をほしいとは思いませんか。
あなたをよりイエスに近づけてくれるような友人をほしいとは思いませんか。
あなたにもっと実力をつけてくれるような友人をほしいとは思いませんか。
あなたが愛している人々をイエス様に導く手伝いをしてくれる友人を欲しいとは思いませんか。
あなたをキリストにあってより成熟した信仰者にしてくれる友人を欲しいとは思いませんか。
 ご存知ですか。もうそういう友人をお持ちなんですよ。その人は誰だかご存知ですか。それは「苦難」なのです。「苦難」、そう、 「苦難」こそ、この不思議な友人の名前なのです。


 これは私が尊敬して止まないエードリアン・ロジャーズ先生の「イエス・キリストこそ私たちの苦難の答え」というメッセージの導入ですが、今回、是非皆さんにご紹介したいと思いました。

 人生を歩む中で私たちはいかに問題を回避して生きるか、困難を避けて通れるかと常に考えて生きています。これは責任ある大人として当然のことです。金銭的に困らないように計画を立ててお金を使い、必要な貯蓄をする、健康を損なわないように健康診断と適当な運動をする、人間関係問題に巻き込まれないように口を大きく開かない等々、生活に工夫を凝らし努力をしています。ただどんなに努力したところで私たちは欠けのある人間であり、回りも不完全です。過失もあれば悪意もあり、事故も天災もあります。生きている限り困難はやってくるのです。

 しかし振り返ってみる時、自分が一番成長したのは困難な状況に会っていた時であったという人は多いはずです。ただ苦しみが大きすぎてその苦難を乗り越えられず傷物となってしまったり、自己憐憫に陥って前向きに生きられなくなってしまうことも出てきます。苦難は諸刃の剣、人生の運・不運の問題なのでしょうか。

 ここで神に導かれる人と、神を持たない人とに大きな違いが生まれてきます。どういうことでしょうか。クリスチャンとは家出をしていた子供が「御免なさい」をしてもう一度神の家族にもどった人、というふうに言うことができます。だからクリスチャンは神のことを「天のお父様」と呼びかけて祈ります。さて、親の責任は子供が安全に成長し、持てる能力が最大限開花するよう助けることですが、神のなさることはまさにこれであると聖書は教えています。そのため神は苦難の分量をちゃんと測って私たちに与えます。同時に神はいつでも私たちのかたわらに付き添われ私たちを見放されるようなことは決してなさいません。クリスチャンは神の家族に属しているので、神に叱責されることもありますが、最終的な責任は親である神が常に取って下さるのです。

 家出をし、親の庇護の元にない子供の状況を考えて見て下さい。自分の実力で乗り越えられるうちはいいのですが、対処できない困難がやって来たらつぶれてしまわないでしょうか。また自分で何でも乗り越えてやってきたという自負心が強くなると傲慢になって、頑張れない人を裁いたりもしてしまいます。

 神は家出をしてしまった子供たちを決して忘れてはいません。むしろ彼らはいつも神の心の中心にあるのです。神は彼らが戻ってくるのを何よりも求めておられるのですが、自発的に戻ってくるのを待たれるのです。ですから神は涙を飲んで彼らが困難や苦難に遭って行き詰まることすら許されるのです。彼らが神に立ち返るなる、その時、神は喜んで家に迎えて下さるのです。

 人が神の家族に戻って来るとき、困難はもはや脅威とはならなくなって来ます。むしろ困難がくると神の訓練が始まったと理解できるようになります。そしてその苦難の向こう側により成長した自分を見ることができるようになります。神が共に歩み、教え導いてくださるので苦難を越える力は確実に身に付きながらも、つまらない自負心や高慢、傲慢に陥ることもなくなってきます。そして時が経つと苦難を「古き良き友」と本当に呼べるようになるのです。そのような人生、歩んで見ませんか?■
1コリント10:13 あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。


 受洗の証し I.S.姉 2005年12月25日 受洗

 私は日本海側の富山県の田圃が辺り一面に広がる田舎で育ちました。高校卒業後の進路を決めるときに、それまで落第しない程度にしか勉強していなかった私は、これといって学びたいものがなく、敢えていうなら中学生の時にTVで見た「兼高かおる世界の旅」が好きで いろんな国へ行けるスチュワーデスになりたいと思いました。地元の大学の文学部を志望していましたが、共通一次試験で思うように点が採れなかったので教育学部と東京の短大を受け、どちらかに決めるとき、教員になるつもりはなく、東京の短大へ行った方がスチュワーデスになれるチャンスが広がるかもしれないという浅はかな考えで、先生や両親に反対されましたが上京しました。

 育った環境と全く違う東京での暮らしは落ち着かないものでした。スチュワーデスの夢はあっさり破れ、これでは何のために上京したのか分からない状態でしたので とにかく就職しようと思いました。そして夫と出会い社内結婚し 4人の子宝に恵まれましたが、私はいつも東京の短大へ進むという自分の選択が間違っていたのではないかと後悔し、自分のおかれている現状とまたその中で精一杯努力していない自分に満足できないでいました。

  私がやりたかったのは一体何だったのだろう。
  何をするために自分は生まれてきたのだろう。

 子供の幼稚園の友達のお母さんと些細なことで関係がもつれ悩んでいた時、韓国人のクリスチャンの方との出会いがありました。その方とはNYへ来るまでのほんの数ヶ月ゆっくり話しをする機会も2、3回しかありませんでしたがとても心のきれいな温かい方で私の傷ついた心が癒されるのを感じました。その時子育てが落ち着いて時間ができたら教会へ行ってみようと思いました。その方は、私がNYへ来た時、私のために神さまに祈ってくださいました。

 そしてNYに来て、それまで子供を食べさせていくのに精一杯だった私に英語が話せない劣等感、子供の勉強面での不安が加わりいつも緊張、不安、あせりを感じて過ごしていました。そんな時、子供の学校のご縁で聖美さんから劣等感の塊のようになっていた私に
  「人はそれぞれその人にしかできない役割を与えられている」
  「神さまの本当の愛がわかると人と比べなくなる」
と教えていただきました。それから聖書の学びや礼拝に通い始めました。

 夫も仕事で余裕がなくなっており、私たち夫婦は夕飯の食卓で子供たちの目の前でお互いをののしり合うこともあり、私が変わらなければ夫婦としてやっていけない、子供もまともに育たないと危機感を感じていた私は、夫の助け手として存在している自分、夫に従うこと、子供は自分の所有物ではなく、神さまから育てるという役割を任されていることも学びました。

 ところが聖書の御言葉を学んでいるはずが、依然として子供を感情的にしかり、夫を非難し、子供の学校のボランティアで貢献できず劣等感を感じ、自分のことで精一杯で回りの友達を助けてあげられず、神様の御言葉を頭に残せない自分が情けなくて自分は何をやってもだめだと自己嫌悪に陥りました。そんな時、自分を卑下することも神様に対する罪と知り、こんな罪深い情けない私をも神様はイエス様の十字架での死により、赦して愛して下さっていることを知り、ただただ感謝し、この方についていくほか私のすすむ道はないと思いました。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」イザヤ書43:4
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれ独り父のみもとに来ることはありません。」ヨハネの福音書14:6

 今、私はなおも多くの罪を犯してしまう本当に未熟な罪人ですが、これからも御言葉を学び続け、日々心に刻み、主の示される道を歩んでいきたいと願っています。ここまで私を導いて下さった立石先生、聖美さん、教会の皆さま、そして神様の導きに心より感謝申し上げます。■


(コラム)進化論は神を予測する!?(神を信じたくない進化論者の友へ。ちょっとオタクな記事です。) byHT
 小学生の頃、私は進化論の大ファンだった。家には自然科学図鑑があり、その中の「EVOLUTION of MAN (人類の進化)」は特にお気に入りだった。図鑑の中央には折り畳みのページがあり、左から右へ、進化と共に猿の背がだんだん高くなり、顔つきも変わり、ネアンデルタール、クロマニオン、そして現代人へと変化していく様子が巧みに描かれていた。学校の自由帳に「未来の人間」と題した絵まで描いて提出したのを覚えている。あれから40年近く経ち、今は根っから進化でなく創造、そして創造者である神を信じるキリスト者になった。

 しかし、現代社会ではなお大勢の人々が進化を信じ、人間も進化し続けていると思っている。確かに人間の科学技術は止まることを知らず、この世界に関する知識量は考えられないスピードで増え続けており、知的革命も進化の一部と思っている人も少なくない。SF作家が予言したことは今や現実になり、特ににAI(人工知能)領域の発達はめざましい。ロボットの研究開発は工業立国日本が先陣を切っている。

 さて、このまま世の中が続き、人間の知恵もますます進んだとしよう。進化の申し子である人間はついに「自意識・自由意志」に目覚めるロボットを作り出すまでになったとしたら、いよいよ手塚治虫の「鉄腕アトム」の時代に突入することになる。さらに人間が原子や分子、生命の仕組みまで操れるようになると今度は宮崎駿の「風の谷のナウシカ」やハリソン・フォ-ド主演の「ブレ-ドランナー」の世界になる。さらに自分のミニ宇宙、自分の星、そして人間を生み出したり作ったりするようになったらもうモルモン教や幸福の科学の世界だ。

 ここで面白いことが起きる。つまり将来こんなシナリオが可能になってくるのだ。A氏が自分の裏庭でミニサイズの天地創造をする。緻密な計算を施し環境システムを練り上げ、ミニビッグバンを起こし、独自のDNA設計までして動植物の世界を創造する。A氏は生命の多様化に進化モデルか創造モデルを使うかすら決定できる。作った世界に生息する生き物たちがどれくらいの自由度をもって考え、動き回れるかも全部A氏の判断次第である。気にいらなければスイッチを切ってやり直すことも自由。この世界にとりA氏は否が応でも「全能者・神」となるのだ。

 なんと進化論は神の出現すら予測してしまう面白い理論なのである。

 さて、A氏はそこに自意識と自由意志を持つ人間を作り、その人間たちが新しい世の中をどう感じているか聞いてみたいと思った。また彼らと楽しく団らんすることも期待した。ところが自分が作った人間たちがある時反旗を翻してA氏を無視し、よりによって「俺たちは無から偶然に生じたんだ!アメーバから進化したんだ!全能者などいらない」と声高に叫んでいたとしたら...。パチン。スイッチが切れる音。

 結論:どんなに神を信じないと言っている進化論者であっても、真の進化論者であるならば、遙か昔に進化した何者かによって自分たちが「創造された」という可能性をも受け入れなければならない。あれ?■


2006年4月、 5月の集会予定     (変更の可能性もありますので電話でご確認ください)

礼 拝 日曜日 10:00am〜11:15am
サンデースクール
 日曜日 11:20am〜12:00pm※
  
※大人、子供はそれぞれクラスに分かれます
祈り会  グリニッチ/水曜10:00am
ニューヘイブン/木曜 (第 2,4,5) 12:00pm
各種集会
グリニッチ家庭集会
  
原則第一金曜 10:00am 4/7 E、5/5 E
ハリソン聖書研究会
 隔週火曜 10:00am ハリソン長老教会
  4/11 B、5/9 B、5/23 B
ニューヘイブン聖書研究会
 第一、第三木曜 11:00am

シニアシチズン聖書研究会
 毎週火曜1:00pm 場所:井上宅★ ハートフォード家庭集会
4/18 B、5/16 B 1:00pm
  場所:テイラー麻生子宅

※上記以外にも週の間に、入門クラス、聖書研究会が定期的に行われています。いずれも場所等のお問い合せは下記、教会か牧師宅(立石)までお願いします。

4/16 @9時半〜10時45分 イースター子どもお楽しみ会!
エッグハント、カラーエッグ工作、イースターのお話、ゲームなど楽しい企画がいっぱい!

4/16 @11時 イースター礼拝

4/23 @ 礼拝 特別メッセンジャー 矢吹 博先生

4/25 B 10時30分
子育て講演会 矢吹 博先生


★ハーベスト・タイムの放送を毎週金曜朝8時よりWMBCにて
★教会のホームページも少しずつアップデートしています
★お勧めキリスト教日本語ウェブ放送局:

BBN聖書放送 http://www.bbnradio.org/japanese/

《教会住所》グリニッチ福音キリスト教会 (Japanese Gospel Church of Greenwich)牧師 立石尚志
c/o St. Paul Ev. Lutheran Church, 286 Delavan Ave. Greenwich, CT 06830 website: www.jgclmi.com
《問い合わせ》 教会TEL/FAX(203)531-6450、 牧師宅TEL/FAX (203)531-1609, e-mail: jgclmi@verizon.net